学位審査体制・修了要件
学位審査体制
学位申請には、博士論文と本人が筆頭著者(equal contributionも含む)になっている英語で書かれた公表論文(審査委員を置く学術雑誌に掲載済みまたは投稿中)1報以上の提出を必要とする。なお、投稿中である場合、受付を証明する書類と投稿論文1部を申請書類に添付すること。
(博士論文の審査基準)
学位審査に当たっては、学位申請者が本学及び大学院薬学教育部創薬・生命薬科学専攻の定める学位授与の方針を満たしていることを前提とする。また、学位申請者が学術研究における倫理性を有していることを条件とする。
学位論文は、自らが行った創薬・生命薬科学研究を主たる内容として学位申請者自身によって書かれており、独創性、新規性、論証性等の高い学術価値を含み、論理的に高い完成度を備えていなければならない。また、先行する研究論文の結果及び関連論文を正当に評価し、かつ、公正に引用されている必要がある。加えて、以下の基準を満たしていることを基に審査する。
| 1 | 単なる関連論文の写しや邦訳ではなく、研究の基礎となった文献的事実を含む研究の背景、明確な研究の目的と基本的なストラテジー、詳細な実験方法、実験結果とその解釈、文献的考察を含む深い論考、適切な論文等の引用、研究の意義・独創性・新規性・進歩性等に関する総括等について十分な論述がなされていること。 |
|---|---|
| 2 | 学位論文の作成要領に従って作成されていること。 |
(審査委員の体制)
教授会の議を経て、主査1名及び副査2名以上の審査委員を選出し、審査委員会は論文の審査、試験及び諮問を行う。 なお、原則として、指導教員、紹介教授、学位論文の共著者は審査委員になることはできない。
(審査の方法及び項目)
学位論文の作成要領に従い作成されているか確認の上、上記の基準に基づき、口述試問(公開発表)により最終試験を行う。
(公表論文)
| 1 | 少なくとも1報は、薬学教育部における学位申請のための学術雑誌の基準を満たした雑誌に掲載された欧文論文または投稿中の欧文論文原稿であること。 |
|---|---|
| 2 | 論文原稿(学位論文、Thesis)に直接関わる内容を含み、その一部を構成すること。 |
| 3 | 少なくとも1報は、学位申請者が筆頭著者であること。申請者と他研究者との equal contribution による共著論文にあっては、論文中にそのことが明記されていれば共に第一著者とみなす。ただし、他の著者が当該論文を学位論文の関連論文にしている場合は、これを学位論文とすることができない。 |
(薬学教育部における学位申請のための学術雑誌の基準)
| 1 | 国外欧文雑誌については、ピアレビュー制度を採用し、編集委員が公表されていること。 |
|---|---|
| 2 | 国内欧文雑誌については、欧文で作成された論文を投稿することが定められており、ピアレビュー制度を採用し、編集委員が公表されていること。 |
| 3 | 国内和文雑誌については、ピアレビュー制度を採用し、編集委員が公表されていること。 |
(最終試験(論文発表))
学位申請者は、薬学教育部教授会が指定した日に、論文発表を行う。
論文発表会は、審査委員長が司会を行い、発表時間は20分、質問時間は20分とする。なお、発表会の進行(ライト、計時、マイク、プロジェクター等)は当該分野で行うこととし、配布用の論文要旨のコピーを当該分野の責任で予め用意すること。
審査委員会の構成は次の通りとする。
| 1 | 教授会は、その構成員のうちから3人以上の審査委員を選出して審査委員会を設ける。ただし、教授会が必要と認めるときは、当該教授会を置く教育部の専任の准教授又は講師(研究指導教員に限る。)を選出することができる。 |
|---|---|
| 2 | 教授会は、学位申請者の所属する専攻の専任教員から審査委員長を選出する。 |
| 3 | 教授会は、前項に規定する審査委員に他の研究科若しくは教育部又は他の大学院若しくは研究所等の教員等を加えることができる。 |
| 4 | 学位論文の実質的な指導教員は、原則として審査委員会に加わらないものとする。 |
(最終試験の評価基準)
学位申請者は、教育部教授会が指定した日に論文内容について、以下の基準により評価する。
| 1 | 研究内容の独創性・目的等について十分に理解し、論理的かつ明瞭に説明できること。 |
|---|---|
| 2 | 研究内容に関して提起される論点について的確かつ論理的に考察できること。 |
| 3 | 研究の将来的な展望について論述できること。 |
| 4 | 当該研究分野に関する最先端の知識を有すること。 |
| 5 | 関連する研究分野に関する基礎的な知識を有すること。 |
| 6 | 発表態度が適切であり、発表時間を順守すること。 |
修了要件博士課程の学生は、授業科目のうちから、32単位以上を修得し、履修に当たっては、別表第1のとおり履修しなければならない。
修了要件
博士後期課程の学生は、授業科目のうちから、16単位以上を修得し、履修に当たっては、別表第2のとおり履修しなければならない。
別表第2
| 必修・選択 | 授業科目等 | 単位数 |
|---|---|---|
| 必修 | 全コース共通から | 14単位 |
| 所属するコースから | 12単位 | |
| 選択 | 全コース共通から | 8単位以上 |
入学から修了まで
ドラッグデリバリーコース、バイオファーマコース、メディシナルケミストリーコース、ライフサイエンスコース
修了するためには、必修科目である特別実験II(博士論文研究)6単位及び全コース共通科目8単位、各コースの科目(課題実習)2単位の合計16単位を修得しなければならない。
学位(博士)を取得するロードマップ(目標)
1年次
主任指導教員の指導のもと研究テーマに沿って研究計画を立案し、研究を開始する。修士論文の研究を継続して行う場合には、研究内容をさらに進展させる。ゼミナール、輪読、講演会、合宿、学会、シンポジウムなどを通して研究内容についての知識を深め、自分の研究に役立てる。定期的に研究の進展状況を指導教員に報告し、今後の研究の方向性について討議する。国内外で開催される学会やシンポジウムにて発表する。これらの発表に対して受けた評価をもとにさらに研究を推進させ、学術論文(査読付き)として掲載されるに値する成果へとまとめて行く。研究の進展に応じ、学術論文(査読付き)を投稿する。1年次修了までに取得可能な単位は修得しておく。必要に応じて日本学術振興会特別研究員に応募する。
2年次
主任指導教員の指導のもと研究テーマに沿って研究計画を推進し、国内外で開催される学会やシンポジウムで発表し、特に国際学会での英語での発表を目指す。これらの発表に対して受けた評価をもとにさらに研究を推進させる。研究の進展に応じて学術論文(査読付き)を投稿する。ゼミナール、輪読、講演会、合宿、学会、シンポジウムなどを通して研究内容についての知識を深め、自分の研究に役立てる。新しい創薬科学・生命科学研究に関する企画書の作成とプレゼンテーションを行い、実際にその研究を実行する(課題実習)。就職活動は出来るだけ研究活動の妨げにならないように行い、その活動期間を研究計画に反映させる。
3年次
主任指導教員の指導のもと研究テーマに沿った研究を推進し、国内外で開催される学会やシンポジウムで発表し、特に国際学会で英語にて発表する。これらの発表に対して受けた評価をもとにさらに研究を推進させ、学術論文(査読付き)を作成し、投稿する。ゼミナール、輪読、講演会、合宿、学会、シンポジウムなどを通して研究内容についての知識を深め、自分の研究に役立てる。規定の授業科目16単位以上を修得する。就職活動は出来るだけ研究活動の妨げにならないように行い、その活動期間を研究計画に反映させる。得られた研究成果を博士論文にまとめ、指定の期日までに提出し、論文審査および最終試験を受ける。
