研究室案内

薬物活性学分野

Department of Chemico-Pharmacological Sciences

スタッフ

教授 香月 博志hkatsuki(アットマーク)gpo.kumamoto-u.ac.jp
准教授 関 貴弘takaseki(アットマーク)kumamoto-u.ac.jp
助教 倉内 祐樹kurauchy(アットマーク)kumamoto-u.ac.jp

研究テーマ

【研究プロジェクト名および概要】
  1. 中枢神経変性疾患の病理形成機序と神経保護薬の作用に関する研究
    1. 視床下部オレキシンニューロンの変性機序に関する研究
    2. 脳出血の病理形成機序の解析と保護薬の探索
    3. 中脳ドパミンニューロンの変性機序の解析と保護薬の探索
    4. ミクログリアによる脳病態制御機構に関する研究
    5. 神経変性疾患と関連した細胞内タンパク質分解系に関する研究
  2. シアリダーゼの病態形成機序に関する研究
    1. 神経変性疾患病態形成におけるシアリダーゼの役割に関する研究
    2. 炎症応答制御におけるシアリダーゼの役割に関する研究

私たちは薬理学の視点に基づき、主として中枢神経系の疾患に関する研究を展開しています。ナルコレプシーの主病変である視床下部オレキシンニューロンの選択的変性が生じる機序については、培養脳組織切片や遺伝子改変マウス等を用いて細胞・分子レベルでの解明を進めています。脳出血に伴う脳組織傷害については、主に全身動物の病態モデルを用いてその病理形成機序や運動機能障害との関係を明らかにするとともに、新規治療薬の標的となりうる候補分子の探索や治療薬候補化合物の作用機序解析を行っています。さらにパーキンソン病や脊髄小脳変性症と関連して、特定の神経細胞群の変性を誘導・抑制する分子群の機能解析や、レチノイドをはじめとする神経保護性低分子量化合物の作用解析なども進めています。

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