部門紹介
天然物合成部門
研究部門概要
有効な化合物が研究により発見されても、それらが安価かつ大量に供給できなければ、本当の意味で患者様を助ける、『くすり』となりません。有機合成では、効率的な合成ルートの開拓や革新的な反応開発を通じで、これらの問題解決に貢献している。天然物合成部門では、グローバルセンターで見いだされた天然物由来の創薬候補化合物（シード化合物）の合成に加え、シード化合物の構造修飾を通じてより有望な候補化合物（リード化合物）への合成展開をしています。この他にも、反応開発を基軸とした新たな合成戦略の開拓も同時に実施しており、創薬における効率的合成技術の開発にも努めています。
役割
- 天然化合物・医薬品候補化合物の合成提供ならびに供給
- 反応開発を基盤とした医薬品候補化合物の効率的合成法の開拓
新しい触媒反応の設計と開発は、この分野の可能性を最大限に引き出すための化学における最も重要な取り組みの1つであり、効率性、選択性を備え、環境的負荷のない方法でターゲット分子を作成する能力は、非常に重要な目的です。これらを満たす新しい反応の発見は、合成戦略に新しい方法論を提供し、重要なターゲットの実用的な合成を可能にします。私たちの研究グループは、新たに有機分子触媒反応の発明を開拓してきました。私たちの研究プロジェクトは、生物学、薬学、医学研究における問題に対処するために、分子の設計と合成、計算化学などに関する生物学的研究に特に重点が置かれています。
