部門紹介

天然物探索部門2(微生物、海洋生物) - 天然薬物学

研究部門概要

これまでに天然物を起源に数多くの医薬品が開発されており、天然物は創薬シーズの探索源として有望である。天然物創薬に向けて、独自性の高い天然物エキスライブラリ(オリジナル天然物バンク)の構築と天然物スクリーニングおよび成分探索を可能にする研究基盤の構築が必須である。本部門では、主に熊本県内や九州の天然資源(干潟土壌・植物など)から単離した微生物、ならびに国内および海外で採集した海洋生物資源をエキス化し、オリジナル天然物バンクを構築している。また、天然物バンクのスクリーニングにより、がん・骨粗鬆症・感染症など各疾病に対する新規創薬シーズとして期待される天然物を探索している。

研究部門メンバー

教授
塚本 佐知子
Sachiko Tsukamoto
助教
加藤 光
Hikaru Kato
助教
人羅 勇気
Yuki Hitora
特別研究員
アフメド ハメド ハッサン
エルデソキー
Ahmed Hamed Hassan El-Desoky
技術補佐員
渡邉 香織
Kaori Watanabe
技術補佐員
吉田 友紀
Yuki Yoshida
技術補佐員
加藤 佳奈子
Kanako Kato

役割

  • 天然物(微生物、海洋生物)探索に関する研究
  • 天然物科学研究に関する国際連携の推進
  • 天然物を活用する企業との連携推進
  • 創薬研究者の育成
  • 創薬に関する研究支援および民間等外部の機関との連携

創薬候補化合物を含有する可能性の高い微生物(真菌、バクテリアなど)・海洋生物(海綿、ホヤなど)を独自に、かつ、各研究機関との連携により収集し、微生物・海洋生物資源を含む創薬シーズライブラリー(オリジナル天然物バンク)の拡充を図る。また、各種スクリーニングによりヒットしたエキスから、革新的天然物創薬シーズを探索する。

天然物探索部門2(微生物、海洋生物) - 機器分析学

研究部門概要

近年、創薬スクリーニングの分野で再び注目されている天然物スクリーニングを効果的に行うには、効率的なスクリーニングサンプルの管理・運用が不可欠である。本部門では、2年前に開始された天然物バンク構築プロジェクトで収集した植物・微生物・海洋生物が産生する二次代謝産物を管理・運用している。熊薬オリジナル天然物バンク(80プレート超)の最大の特色は、国内外の薬用植物エキスおよび干潟生息菌や真菌共培養のブロスを収容している点で、現在も拡充し続けている。加えて、今後は共同研究機関が提供する微生物を培養して抽出物サンプルを充実させる予定である。すべてのサンプルはUPLC-HRMSで網羅的な解析がされており、含有成分が明らかにされている。

研究部門メンバー

河原 哲平
特任准教授
河原 哲平
Teppei Kawahara
技術補佐員
山田 貴美子
Kimiko Yamada

役割

  • 天然物(微生物、海洋生物)探索に関する研究
  • 天然物科学研究に関する国際連携の推進
  • 天然物を活用する企業との連携推進
  • 創薬研究者の育成
  • 創薬に関する研究支援および民間等外部の機関との連携

創薬候補化合物を含有する可能性の高い微生物(真菌、放線菌、酵母など)・海洋生物(深海、干潟など)を独自に、または、各種研究機関との連携により収集し、微生物・海洋生物資源を含む創薬シーズライブラリー(以下「微生物・海洋生物資源ライブラリー」)の充実を図る。また、様々な天然物またはその含有化合物の分析を実施し、革新的医薬品の創出のための化学・構造基盤的研究を実施する。

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