「国民の命と健康を守る」という絶対的な使命感を持つアカデミアの立場を利用し、国内外の連携体制を構築することにより、熊本大学は画期的ワクチンの開発に向けた先端的な研究に取り組む。
熊本大学は、国産ワクチン研究開発人材を育成し、世界トップレベルの感染症・ワクチン開発研究拠点を形成し、世界の医療・公衆衛生に貢献する。
熊本は、我が国最古の医学教育機関 「再春館 (蕃滋園)」、日本赤十字社「博愛社」の発祥の地、北里柴三郎の生誕・勉学の地、熊大 (医学部) を起源とするワクチン研究所 (化血研:現 KMバイオロジクス)、天然痘撲滅 (蟻田功)、レトロウイルスを原因とする成人T細胞白血病 (ATL) の発見 (高月清)、世界初の HIV 治療薬開発 (満屋裕明)、日本初のエイズ学研究センター設置、ヒトレトロウイルス学共同研究センター設置など、感染症とワクチン開発・創薬研究の歴史を有します。