部門紹介

部門紹介

部門

ワクチン開発研究センターに次の4 部門を置き、それぞれ兼務教員、特任教員及び客員教員により組織する。

  • ワクチン基礎研究部門 ワクチン基礎研究部門

    新規病原体の感染・発症に関するメカニズム解明等の基礎研究から創出された有望なシーズをもとに、新興感染症の予防・治療に資する創薬モダリティの新規開発を目指す。また、新興感染症の予防・治療に対する新たなアプローチを探る必要があることから、既知の感染症において既に研究開発が進んでいる熊本大学オリジナルのモダリティを応用し、それらの最適化を進めること等により、本部門では、ワクチンの多様なモダリティを育成、保持し、緊急時に迅速なワクチン開発を可能とする体制を構築する。さらに、アジュバントの有益な作用を最大限引き出し、有害な副作用を抑えるための技術開発を進める。アジュバントのソースとして極めて有用な熊大オリジナル天然物エキスライブラリー(UpRod 事業(有用植物×創薬システムインテグレーション拠点推進事業)で構築し、拡大中)も活用する。ワクチンの安全性試験や有効性評価のための霊長類を用いた試験や基礎研究も関連企業(新日本科学等)と実施する。

    教授
    • 森岡弘志(薬)
    • 甲斐広文(客)
    • 三隅将吾(グ)
    • 来海和彦(客)
    准教授
    • 小橋川敬博(薬)
    • 首藤 剛(グ)
    • 池水信二(薬)
    助教
    • 佐藤卓史(薬)
    • メアリアン スイコ(グ)
    • 岸本直樹(グ)
    凡例
    (薬)
    生命科学研究部(薬学系)
    (グ)
    生命科学研究部附属グローバル天然物科学研究センター
    (先)
    大学院先導機構
    (ワ)
    生命科学研究部附属ワクチン開発研究センター
    (寄)
    寄附講座
    (客)
    客員教授
  • 投与デバイス開発研究部門 投与デバイス開発研究部門

    一般的なワクチン投与は、筋肉あるいは皮下への注射が一般的であるが、特にパンデミックなどの有事には、医療従事者の負担も大きいことから、迅速で簡便に投与可能なデバイスが期待されている。また、高いワクチン効果を誘導できる皮内投与(表皮と皮下組織の間にある真皮への投与)を実現するデバイスの開発も期待されている。本部門では、安全性を確保しながらワクチンの効果を最大限に引き上げ、誰もがワクチンを適切かつ利便性高く使用できることを目指した投与デバイスの開発研究を実施する。

    教授
    • 菊池正彦(ワ)
    • 入江徹美(寄)
    • 本山敬一(グ)
    准教授
    • 東大志(先)
    • 岩崎竜之(寄)
    凡例
    (薬)
    生命科学研究部(薬学系)
    (グ)
    生命科学研究部附属グローバル天然物科学研究センター
    (先)
    大学院先導機構
    (ワ)
    生命科学研究部附属ワクチン開発研究センター
    (寄)
    寄附講座
    連携企業(五十音順)
    • (株)新日本科学
    • 大成化工(株)
    • テルモ(株)
    • 東興薬品工業(株)
    • ニプロ(株)
    • PassPort Technologies
    • (株)メドレックス
  • ワクチン製造研究部門 ワクチン製造研究部門

    パンデミック感染症などの有事には、海外からの生産供給が滞るリスクもあり、国内でワクチンを迅速に製造できる体制を整備する必要がある。ワクチンの大規模製造施設だけではなく、臨床試験用の治験製剤製造設備や、小規模の開発初期段階に対応した製造設備の支援を進めるとともに、医薬品製剤の製造に必要な部素材(シリンジ、バイアル、培地、培養バッグ、包装素材等)の研究開発を展開する。これらの製剤研究基盤を設備し、国内ワクチン製造基準に向けた提言を行い、行政および製薬企業と連携した国内自給が可能となるバリューチェーンの改善を目指す。

    教授
    • 菊池正彦(ワ)
    • 本山敬一(グ)
    准教授
    • 東大志(先)
    凡例
    (薬)
    生命科学研究部(薬学系)
    (グ)
    生命科学研究部附属グローバル天然物科学研究センター
    (先)
    大学院先導機構
    (ワ)
    生命科学研究部附属ワクチン開発研究センター
    (寄)
    寄附講座
  • ワクチン臨床連携部門 ワクチン臨床連携部門

    ワクチン開発を振興するとともに、臨床研究・治験を行う拠点との連携を 図り、緊急時において最適なモダリティを選択し、迅速な臨床試験実施を可能とする体制を構築する。さらに、ワクチン開発研究センターのシーズの速やかな臨床試験への導出が行えるよう、臨床試験の計画策定に努める。

    教授
    • 岩田 敏(薬)
    • 松下修三(特)
    • 猿渡淳二(薬)
    准教授
    • 近藤悠希(薬)
    • 鬼木健太郎(薬)
    凡例
    (薬)
    生命科学研究部(薬学系)
    (グ)
    生命科学研究部附属グローバル天然物科学研究センター
    (先)
    大学院先導機構
    (ワ)
    生命科学研究部附属ワクチン開発研究センター
    (寄)
    寄附講座
    (特)
    特任教授