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「重点感染症に対する感染症ワクチンの開発」に関する研究開発事業で採択、 本ワクチン開発研究センターとKMバイオロジクス株式会社が共同研究

日本医療研究開発機構(AMED)は、令和4年12月23日、先進的研究開発戦略センター(SCARDA)のワクチン・新規モダリティ研究開発事業(一般公募)「重点感染症に対する感染症ワクチンの開発」で、「痘そうワクチンの製法近代化に関する研究」を採択したと発表しました。乾燥細胞培養痘そうワクチンLC16「KMB」は、「痘そう及びサル痘の予防」を効能・効果とするワクチンです。現在は初代ウサギ腎臓細胞を用いる方法で製造していますが、本事業では、熊本大学生命科学研究部附属ワクチン開発研究センター(研究開発分担者:三隅将吾、甲斐広文)とKMバイオロジクス株式会社が、最適な株化細胞バンクを確立することで現製法の毎製造時の動物からの細胞採取・調製工程を不要とする、より近代的で安定性の高い製法に変更することを検討します。さらに、KMバイオロジクス株式会社は非臨床試験及び臨床試験などを通じて、近代化製法による実用化を目指します。

基本情報:
  • 対象とする感染症:天然痘、サル痘などのオルソポックスウイルス感染症
  • 開発企業との連携の有無:KMバイオロジクス株式会社
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