ハルツーム大学薬学部(スーダン共和国)と学部間交流協定を締結しました!
スーダン ハルツーム大学・調印式(水平方向600ピクセル).jpg
平成28 年3 月2 日、熊本大学薬学部はハルツーム大学薬学部(アフリカ、スーダン共和国)と
学部間学術・学生交流協定を締結しました。
ハルツーム大学は100 年以上の歴史を誇る名実ともにスーダンでナンバー1の国立大学であり、
高度な専門家育成の中心的な役割を担っています。
薬学部は薬用植物学分野でのスーダンの研究者交流や、
NPO 法人ロシナンテス(代表:川原尚行医師)とのエコファーマ教育に関する
国際連携など密度の濃い交流が行われてきました。
ハルツーム大学薬学部の創立50周年の記念事業の一環として執り行われた調印式では、
甲斐広文薬学部長とイブラヒム・オスマン学部長との間で、
部局間交流協定書のサインと固い握手が交わされました。
調印式には、在スーダン日本大使館の伊藤特命全権大使、JICA職員、
川原医師(ロシナンテス)も出席され、今回の協定締結で、ハルツーム大学薬学部内に
ジョイント研究室が設置されることになり、この拠点を活用した交流が日本全体に広がり、
新たな分野での交流への発展も期待されます。
スーダンは、植物の起源である在来種や薬用植物の宝庫であることから、
薬学部附属 薬用資源エコフロンティアセンター(渡邊高志センター長)との密な連携により、
発展途上国に適した医療、健康増進のために貢献していくことになっています。
さらに、スーダンからの優秀な留学生を受け入れ、スーダンに薬学部から研究員を派遣するなど、人材育成にも貢献する予定です。
※本件は平成28年3月16日付けの熊本日日新聞に掲載されました。