薬用植物園
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第26回薬草パーク観察会を開催しました
第26回薬草パーク観察会を、令和6年5月4日のみどりの日・植物園の日に開催しました。前半は、デブコタ・ハリ助教により「スパイスの歴史と科学」の講演でした。シナモン(桂皮)、フェンネル(茴香)、丁字(クローブ)の実物や、バニリン、シネオール、チモールなどの精油成分などの芳香を楽しみながら、みなさん講演に聞き入っていました。次に渡邊技術専門職員による開花中の植物の解説です。翌日のこどもの日に利用されるショウブや、混同されやすいアヤメの仲間などの見分け方などが紹介されました。
後半は観察会でした。これまで最多の100人近い参加者に集まっていただいたため、5班に分かれての観察となりました。
講演ではスパイスの分類や機能性などが解説されました。
スパイス。
精油。
かぎ比べ。
アヤメの仲間とショウブの見分け方。
ヘクソカズラは蜂刺されに効きます。
サクラの樹皮は鎮咳去痰薬です。
ナツメの新緑が美しいです。
抗がん剤原料のカンレンボク。高くなりすぎたため上部が切られています。
ニガキの樹皮は太田胃散の原料の一つです。