取組について

  取組内容

 本取組では「自主性」、「労わりのこころ」、「国際性」、「視野の拡大」の4つの視点から以下の10項目に取組みます。

「4つの視点」クリックすると大きく表示されます。

環境を汚染し生命に多大な影響を与える廃棄物についての理解を深めるため、薬学生に身近な産業廃棄物について、学内マニフェスト制度を導入し、廃棄物に対する責任の自覚を促します。


循環型社会に対応するため、環境ISO活動を初年次まで拡大し、自治会と協力して低学年のゴミ分別率を高めます。研究室単位の現在の取組とあわせ、学内のゴミを資源物に変え、リサイクル品を学内の活動に生かす循環システムを構築します。


環境と生命との関係を深く実感するために、雄大で豊かな阿蘇山系などの自然の中に身を置き、豊富な薬用植物群や動植物と触れ合いながら、薬学と環境保全の意義について学びます。また、農業と自然食の体験を通して、健康と環境の関係を理解します。


医療人・薬学研究者として職業に対する自覚、弱者への労わりのこころと福祉の精神を醸成し、予防薬学への洞察を深めるために、水俣病などの公害病や薬害、難病に苦しむ患者の皆様の声を直接聴き、交流を深めます。


製薬企業や医療機関などが現在実施している環境保全活動を体験・調査し、改善の可能性を探ることで、薬学教育における環境・衛生・公衆衛生教育の意義をより深く理解できるようにします。


国政への関心を高め、国際的視野で活躍する意識を醸成するために、文部科学省、厚生労働省、環境省、農林水産省などの中央官庁に学生を派遣し、国政レベルで見た環境と生命に関する問題とそれに対する施策、薬学出身者への要望等を学生自身が直接聴取する機会を設けます。できれば、インターン研修も受けられるよう準備を進めます。


発展途上国の現状を知ることは、環境問題、医療制度や薬剤師の存在意義などを多角的に理解し、人権問題への関心を高めるなど視野拡大に役立ちます。近年、本学部卒業の若手薬剤師が青年海外協力隊員としてネパール国ポカラ大学で教鞭をとり、薬剤師の職業が未確立の同国の発展のために、臨床薬学のテキストも作成しました。薬剤師の国際貢献のあり方を示す一つのモデルケースと言えるでしょう。ネパールやラオスなどに学生を派遣し、学生自身が現地の状況を調査して、勉学へのモチベーションを高めるとともに、国際貢献の在り方を考えます。


⑦とは逆に、環境先進国である欧州やカナダの取組を視察・調査します。我国の発展や国際貢献に必要な新たな取組を見つけ出し、薬学出身者がどのように貢献できるかを考察します。


「薬剤師は真面目でよく職務を遂行するが、主体性や他分野とのコミュニケーションに欠け、顔が見え難い」との指摘を受けます。このような弱点を克服し、視野を広げるために、環境・生命科学に関する文系・理系の講演を広く聞き、交流する場を設けます。

薬学部で行う講義・実習・演習を環境が生体に与える影響と環境保全の視点から改善します。

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熊本大学 薬学部

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