ご挨拶

第73回日本薬理学会西南部会
部会長甲斐 広文

日本薬理学会会員の皆様におかれましては、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。この度、「第73回日本薬理学会西南部会」を2020年11月21日(土)に、熊本大学薬学部を主体として、開催させて頂くことになりました。熊本大学薬学部での開催は、1966年の加瀬佳年先生、1996年の宮田健先生、2012年の高濱和夫先生に引き続き、4度目の開催となり、大変、光栄に存じています。

当初は、西南部会特有の、ハイレベルなサイエンスの語らいと人同士のつながり、さらには、美味しい食事や飲料でのおもてなしを提供するべく、考えておりましたが、ご存知のように、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の流行に伴い、オンライン開催とすることに決定いたしました。当日会場での聴講も可能なハイブリッド学会形式となる場合もあります。決断及び発信が遅くなりましたことを、心よりお詫び申し上げます。

本会では、遠隔配信前提の会議ということで、遠隔配信の強みを生かした事前に指定した海外からの演者による国際シンポジウムや国内の演者による特別講演と、従来の一般発表(口頭、ポスター)募集を行います。一般発表(口頭)は、事前録画、当日遠隔配信または当日会場配信の、複数の手段の発表を可能とする予定で、一方、一般発表(ポスター)は、バーチャルポスター会場での資料提示及び事前録画(または音声のみ)での開催を予定しています。また、一般発表(口頭、ポスター)では、優れた若手研究者のためのYoung Investigator's Award(YIA)の表彰も予定しています。また、恒例となりました「看護薬理学カンファレンス2020 in 熊本」につきましても同時開催となりましたので、こちらも、並行して実施されますので、看護・医療現場における薬理学の立ち位置を、改めて実感していただければ幸いです。

なお、遠隔参加だと、なかなか集中して聴講できない、というご意見もよく伺いますので、可能な限り、開催後も視聴できるオンデマンド配信の数を増やせるように努めて参ります。また、ハイブリッド学会形式となった場合には、無料WiFiの提供や、感染防止対策措置の徹底をお約束して、本会の成功に向けて邁進して参りたいと思います。

会員の皆様には大変なご心配とご不便をおかけしておりますことを心よりお詫び申し上げます。先行きが不透明な状況の中で、最善の準備を行うよう努力してまいりますので、ぜひ、西南部会の会員の皆様の横のつながりとパワーにて、ご理解、ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。