センター長挨拶

育薬とは「薬が販売された後、医療機関や患者様の協力に基づき、継続して情報の収集を行い、既存の医薬品を患者様にとってより有効性が高く、より安全で、より使いやすい薬へと育てあげていく活動」と考えられます。

熊本大学薬学部附属育薬フロンティアセンターでは、薬学生の教育、育成、研究指導だけでなく、現在、臨床現場で活躍中の薬剤師のレベルアップを目指し、2008年4月に設立されました。今後は医療現場の病院・薬局を通して得られる、薬物療法を取り巻く様々な情報を収集・解析し、医薬品の適正使用に関するエビデンスを確立すると共に、個人差を考慮したテーラーメイド医療の推進に寄与することを目標としています。このような「育薬研究の発展」は、質の高い薬剤師の育成を目指す6年制が作られた、薬学部の最重要課題と考えます。

これからの6年制の薬学科はResearch Mindのある薬剤師を育て、薬学部は地域の薬剤師との交流を保ち、永続的な教育を行うことはもちろん、地域の健康産業とも密接な連携をとってなければならないと考えます。そのためには質の高い薬剤師を育て、卒後も地域の薬剤師(もちろん他大学の卒業生も)とともに、さらなる育薬研究の発展を目指す必要性があります。

gre_hirata.jpg薬学部はより良き薬をつくる「創薬」と、育てていく「育薬」が車の両輪の如く円滑に動くことによって、社会に貢献できるものと考えます。熊本大学薬学部附属育薬フロンティアセンターは、薬学部の基礎系分野や創薬研究センターと共に協力し合い、地元薬剤師の母港として薬剤師のレベルアップを図ると共に、地域の健康産業との連携をとることによって、さらなる薬学部のレベルアップを目指したいと考えます。

熊本大学薬学部附属育薬フロンティアセンター長 平田 純生

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