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今月の薬用植物

2016年 1月

ベニバナボロギク Crassocephalum crepidioides
キク科(Asteraceae, Compositae)

 

開けましておめでとうございます。長らくお世話になりました、お礼を申し上げます


  雑魚(ざこ)、雑草(ざっそう)など、ほとんど使えないもの、利用価値の少ない物に「雑」とつけます。しかし、雑魚には、多くのカルシウム、コラーゲン等が含まれます。それと同じように、雑草にも多くの薬用植物、有用植物、食用になる物が含まれています。

 今月の薬用植物は、雑草と言われる、アフリカ原産の帰化植物、キク科の「ベニバナボロギク」です。ATL(成人白血病)治療剤、抗ウイルス剤、抗腫瘍剤、前大腸癌病変予防剤等の医薬開発分野の特許があります。
 若芽、若葉は、熱湯で茹でてさらして食べると、シュンギクのような香りと味がします。12/12(土)に 湯山(水上村)の民宿で夕食の料理(写真右下)に出てきました。美味しかったです。
 民間薬としては、地上部を、利尿、解熱、乳腺炎、消化不良にもちいます。
2012年に鹿児島県アイランドキャンパス事業で沖永良部島の薬用植物調査をしたときにも見かけました。九州のどこにでも生えています。
また、ミャンマー、ネパール、ラオス、ベトナムでも見つけました。

 今月の薬用用植物を始めたのが平成8年2月、21年になり、251個の薬用植物(1個重複)を紹介しましたが、今年3月で、熊薬HPでの「今月の薬用植物」は終了します。また、不定期の「花便り」も、個人メールの「yaharashoji@gmail.com」から発信する予定ですが、1500人以上を一斉に出せそうにはありませんし、熊大の皆さんに一度に送信できません。どうしようかなと思っています。大学のサーバーのすごさを感じています。
 ボランティアで続けて来た、月例「薬用植物の観察会」は、川尻、南阿蘇で続けたいと思っています。月例「初級漢方とハーブ」は、熊薬で続けたいのですが、無理ならどこかでしようかなと検討中です。場所が決まりましたら、メールで連絡します。
 少し寒くなりました、皆様、インフルエンザ & ノロウイルスに気を付けて下さい。
 漢方薬は馬鹿にする物ではありません。使い方によっては良く効きます。例えば、インフルエンザ(節々が痛い、寒気がする、発熱する)でゾクット来たら「麻黄湯」を、2時間おきに、2?3日分まで飲んで下さい。少し汗が出て熱が少し下がったら止めて暖かくして養生して下さい。ノロウイルスによる嘔吐 or/& 下痢は、五苓散を早めに飲み、1?2時間おきに、2?3回飲んで、改善したら、何も食べないで、養生して下さい。
 ただ、漢方薬も西洋薬も絶対ではありませんので、思い込まないことが大事です。
 まず、気が緩んだ時は、見えない敵(寒さ、ウイルスなど)が襲ってきます。身体を冷やさないようにすることが大事です。
心身のバランスを崩さないように、身体を温めて下さい。

 2/8?3/8、ネパールのカトマンズにある Asian Institute of Technology & Management (AITM)大学に客員教授で出かけてきます。連絡、メールは yaharashoji@gmail.com へお願いします。

ご自由にご利用ください!
       2016年 1月のカレンダー ベニバナボロギク

         

写真(2015年11月 球磨郡 湯山にて)
       (資料,写真・文章責任: 薬学部 附属薬用資源エコフロンティアセンター)
                               学術研究員(客員教授)
                                      矢原 正治
                             (変更日:2016.1.6)

, from 8, May, 2004
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