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丸山教授らの研究成果が日刊工業新聞(平成24年11月7日付)に紹介されました。

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熊本大学薬学部の丸山徹教授と崇城大学薬学部の小田切優樹教授らのグループは6日、従来の1000倍以上の抗菌作用を持つ新規抗菌物質を発見したと発表した。
生体内の感染防御システムに存在する物質の中から特定。人間の幅広い病原菌に対して効果があるほか、抗生物質への耐性を獲得した「多剤耐性菌」にも有効であることを確認した。感染症に対する新たな薬剤への応用が期待できる。
発見したのは、「alpha—1—酸性糖たんぱく質」(AGP)が、一酸化窒素(NO)によって修飾された「S—ニトロソ化AGP」と呼ばれる物質。AGPは感染部位で増加し、抗炎症作用のあるたんぱく質として知られていたが、NOと反応することで強力な抗菌作用を持つことが分かった。この反応は感染防御システムとして、もともと生体に備わっているという。

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