近年、様々なタンパク質の翻訳後修飾が同定され、そしてその生理機能の重要さが明らかになってきています。このような翻訳後修飾研究の進歩は、様々な最新技術の開発に支えられています。しかし、技術的難易の高さから強力な武器となる最新技術の使用をためらっている研究者が多いのではないでしょうか。技術はその原理がわかると難易度が下がり、そして新しい研究展開が見えてきます。本セミナーでは若手薬理学研究者を対象に、タンパク質の翻訳後修飾と分子間相互作用の最新技術を開発されている先生方に技術原理とその最新成果を十分な時間をとって話しさらに質疑応答していただくことで、各研究者の新技術導入へのきっかけにしていただきたいと考え、企画しました。
(本セミナーは第65回日本薬理学会西南部会 [平成24年11月23日] の翌日に開催されます。また、熊本大学拠点形成研究B「プロテオミクスを基盤とした病態システムズバイオロジー教育研究拠点の構築」(拠点代表 荒木令江 熊本大学准教授)との共催です)
日時
平成24年11月24日(土)9:00 ~ 14:30
場所
熊本大学薬学部宮本記念館(〒862-0973 熊本市中央区大江本町5-1)
世話人
高濱和夫(熊本大学大学院生命科学研究部環境分子保健学分野)
企画・オーガナイザー
大槻純男(熊本大学大学院生命科学研究部薬学微生物学分野)
募集対象者
若手研究者・大学院生・学生
(日本薬理学会の会員でなくても参加可能です)
募集人員
60名
参加費
1.000円 (資料代)(会場にて徴収します)
実験技術デモ
企業ブースを設けて行います
講演者
荒木令江(熊本大学)
「融合プロテオミクスによる病態シグナルの検出と創薬への挑戦」
木下英司(広島大学)
「Phos-tag技術によって新たにできるようになったこと」
木下賢吾(東北大学)
「遺伝子共発現データベースCOXPRESdbによる機能関連遺伝子の発見」
石濱 泰(京都大学)
「タンパク質リン酸化修飾の新世界」
大槻純男(熊本大学)
「質量分析を用いたタンパク質の特異的一斉定量の薬理学への応用」
吉田 優(神戸大学)
「一滴の血液で病気の診断! メタボロミクスの医療応用」
参加について
締切
平成24年10月19日(金)(延長しました)
会場、資料、弁当の手配のため事前参加登録にご協力ください。
参加申し込み方法
メールで、タイトルに「新薬理学セミナー参加希望」と書き、本文にお名前、ご所属、連絡先などを明記の上、以下のアドレスまで送信下さい。
会場スペースが限られるため事前登録をお願いいたします。
連絡先
高濱 和夫(熊本大学大学院 生命科学研究部 環境分子保健学分野)
〒862-0973 熊本市中央区大江本町5-1
TEL : 096-371-4334(あるいは4335, 4337) FAX : 096-371-4334(あるいは4335)
E-mail: sinyaku@kumamoto-u.ac.jp