バラ科
Rosaceae
オオミサンザシ
Crataegus pinnatifida Bunge
- 別名
- オオミサンザシ,キレバサンザシ
- 英名
- mountain hawthorn, Chinese haw, Chinese hawthorn, Chinese hawberry
- 中国名
- 山楂
- 花期
- 4月
- 生薬名
- 山査子(サンザシ) 【局】
- 薬用部位
偽果
- 成分
モノテルペン((+)-limonene, linalool),フラボノイド(hesperidin, naringin, poncirin)
- 産地と分布
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中国東北部から北部,朝鮮,アムール,ウスリーなどに分布し,山地の林縁,河畔の雑木林などに生える.
- 植物解説
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落葉小高木.樹高約6 m.幹は多数分枝し,1~2 mのトゲ針がある.葉は互生し,広卵形か三角状卵形,まれに菱状卵形で長さ6~12 cmで羽状に4~8深裂し,短漸尖頭で不規則な重鋸歯縁.白色花を散房花序に付ける.果実は球形で径1~1.5 cm.
- 薬効と用途
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サンザシ(C. cuneata)とともに生薬山査子の基原植物である.サンザシのラベルを参照.果実はサンザシよりも大きく,同様に食用にされる.
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