熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

バラ科
Rosaceae
オオミサンザシ
Crataegus pinnatifida Bunge
別名
オオミサンザシ,キレバサンザシ
オオミサンザシ
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  • オオミサンザシ
  • オオミサンザシ
  • オオミサンザシ
  • オオミサンザシ
英名
mountain hawthorn, Chinese haw, Chinese hawthorn, Chinese hawberry
中国名
山楂
花期
4月
生薬名
山査子(サンザシ) 【局】
薬用部位

偽果

成分

モノテルペン((+)-limonene, linalool),フラボノイド(hesperidin, naringin, poncirin

化学構造式

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  • オオミサンザシ 化学構造式1
  • オオミサンザシ 化学構造式2
  • オオミサンザシ 化学構造式3
産地と分布

中国東北部から北部,朝鮮,アムール,ウスリーなどに分布し,山地の林縁,河畔の雑木林などに生える.

植物解説

落葉小高木.樹高約6 m.幹は多数分枝し,12 mのトゲ針がある.葉は互生し,広卵形か三角状卵形,まれに菱状卵形で長さ612 cmで羽状に48深裂し,短漸尖頭で不規則な重鋸歯縁.白色花を散房花序に付ける.果実は球形で径11.5 cm

薬効と用途

サンザシ(C. cuneata)とともに生薬山査子の基原植物である.サンザシのラベルを参照.

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