熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

クロウメモドキ科
Rhamnaceae
サネブトナツメ
Ziziphus jujuba Mill. var. spinosa (Bunge) Hu ex H.F.Chow
サネブトナツメ
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  • サネブトナツメ
英名
jujube, Chinese date
中国名
酸棗
花期
5~6月
生薬名
酸棗仁(サンソウニン)【局】
薬用部位

種子 

成分

サポニン(jujuboside A, B, C)

化学構造式

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  • サネブトナツメ 化学構造式1
  • サネブトナツメ 化学構造式2
  • サネブトナツメ 化学構造式3
産地と分布

ヨーロッパ東南部,アジアの東部,南部に分布し,日当たりのよい乾燥地帯に生える.

植物解説

常緑低木.枝は暗褐色で節が膨らみ,節から2~3本の枝が伸び,托葉が変化したトゲがあるが,近縁のナツメにはトゲがない.集散花序に黄色い小さな花を付ける.石果はナツメより小さく,種子が大きいところから核太(サネブト)の名が付く.

薬効と用途

精神安定作用,止汗作用があり,不眠,動悸,不安,虚弱体質者の多汗や寝汗などに用いる.漢方処方では酸棗仁湯,帰脾湯,加味温胆湯などに配合されている.