クロウメモドキ科
Rhamnaceae
サネブトナツメ
Ziziphus jujuba Mill. var. spinosa (Bunge) Hu ex H.F.Chow
- 英名
- jujube, Chinese date
- 中国名
- 酸棗
- 花期
- 5~6月
- 生薬名
- 酸棗仁(サンソウニン)【局】
- 薬用部位
種子
- 産地と分布
-
ヨーロッパ東南部,アジアの東部,南部に分布し,日当たりのよい乾燥地帯に生える.
- 植物解説
-
常緑低木.枝は暗褐色で節が膨らみ,節から2~3本の枝が伸び,托葉が変化したトゲがあるが,近縁のナツメにはトゲがない.集散花序に黄色い小さな花を付ける.石果はナツメより小さく,種子が大きいところから核太(サネブト)の名が付く.
- 薬効と用途
-
精神安定作用,止汗作用があり,不眠,動悸,不安,虚弱体質者の多汗や寝汗などに用いる.漢方処方では酸棗仁湯,帰脾湯,加味温胆湯などに配合されている.
参考文献についてお知りになりたい方はお問い合わせください。