熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

キンポウゲ科
Ranunculaceae
ホソバクサボタン
Clematis hexapetala Pall.
別名
ホソバシロクサボタン,イトクサボタン
ホソバクサボタン
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  • ホソバクサボタン
  • ホソバクサボタン
  • ホソバクサボタン
英名
No Information
中国名
棉團鐵線蓮
花期
6~10月
生薬名
威霊仙(イレイセン)【局】
薬用部位

根および根茎

成分

フラボノイド(gensitin, nobiletin, hesperetin)

化学構造式

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  • ホソバクサボタン 化学構造式1
  • ホソバクサボタン 化学構造式2
  • ホソバクサボタン 化学構造式3
産地と分布

朝鮮,中国の東北,華北,山東,シベリアに分布し,林縁や草地に生える.

植物解説

多年草.根茎は短い柱状で直立し黄褐色,下部には細い根が束生している.葉は対生し,羽状複葉.小葉はやや革質で不均等に2~3裂する.腋性の集散花序に白色花を付ける.萼片は6枚,花弁はない.

薬効と用途

鎮痛作用があり,関節痛,神経痛,筋肉痛などの痛みや手足のしびれ,麻痺などに用いる.漢方処方では疎経活血湯,二朮湯,蛇床子湯などに配合される.足腰の疼痛,脚気の腫痛に酒で服用するという療法もある.

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