ナス科
Solanaceae
ハシリドコロ
Scopolia japonica Maxim.
- 別名
- キチガイソウ,キチガイイモ,サワナス,オメキグサ,ホオズキグサ,ユキワリソウ

- 英名
- Japanese belladonna
- 中国名
- 東莨菪
- 花期
- 3~4月
- 生薬名
- ロート根(ロートコン)【局】,莨菪根(ロウトウコン)
- 薬用部位
根茎および根
- 産地と分布
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本州,四国,九州に分布し,谷あいの湿った木陰に生える.
- 植物解説
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多年草.茎は直立し,高さ30~60 cm.葉は楕円状卵形で先が尖る.葉腋から1個の花を下垂する.花は鐘形で外面暗紅紫色,内面淡緑紅色,先端は5浅裂する.
- 薬効と用途
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根茎や根のエキス(ロートエキス)は消化液分泌抑制,鎮痙作用があり,胃痛,胃酸過多,消化性潰瘍の治療に用いる.毒性が極めて強く,劇薬に指定され医療用にしか用いられない.含有成分の硫酸アトロピンは散眼薬として用いられる.
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