熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

アヤメ科
Iridaceae
サフラン
Crocus sativus L.
サフラン
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  • サフラン
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英名
saffron, saffron crocus
中国名
番紅花
花期
11~12月
生薬名
サフラン【局】,番紅花(バンコウカ),蔵紅花(ゾウコウカ)
薬用部位

花柱

成分

色素(crocin, crocetin),苦味質(picrocrocin)

化学構造式

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  • サフラン 化学構造式1
  • サフラン 化学構造式2
  • サフラン 化学構造式3
産地と分布

ヨーロッパ南部,小アジアの原産といわれ,日本には江戸時代末期に渡来し,現在は薬用,染料用,観賞用などに栽培される.

植物解説

多年草.草丈15 cm内外.球茎は径5 cmほど,葉は線形か狭線形で多数,開花期には短い花後成長して長さ30~45 cmになる.花茎はきわめて短く,基部は葉鞘に包まれ,淡紫色の漏斗状の花を付ける.柱頭は鮮橙赤色.

薬効と用途

通経作用があり,婦人薬として,月経異常,産後の腹痛,更年期障害からくる不定愁訴,生理不順からくる血の道症(イライラ,のぼせ,肩こり,不眠,めまい,頭痛など)に用いる.熱湯を注ぎ,そのスープだけを飲む.また,料理の香り付けや黄色の着色料として,主にパエリアやブイヤベースなどに用いられる.