熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

カン科
Rutaceae
ホンゴシュユ
Tetradium ruticarpum (Juss.) T.G.Hartley var. officinale (Dode) T.G.Hartley
ホンゴシュユ
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  • ホンゴシュユ
英名
No Information
中国名
石虎
花期
6月
生薬名
①呉茱萸(ゴシュユ)【局】
薬用部位

①果実,②葉

成分

①にアルカロイド(evodiamine, rutaecarpine),トリテルペン(evodol)

化学構造式

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  • ホンゴシュユ 化学構造式1
  • ホンゴシュユ 化学構造式2
  • ホンゴシュユ 化学構造式3
産地と分布

中国華南一帯に分布する.

植物解説

落葉低木.ゴシュユに似るが,すべてが小型である.枝は細く,ゴシュユより密に分枝する.小葉は3~11枚,披針形で幅がやや狭く,上面の毛は少ない.種子は帯青黒色でつやがある.

薬効と用途

果実は体を温め胃の働きをよくする作用があり,胃内停水,吐き気,頭痛などに用いる.漢方処方では呉茱萸湯,温経湯,当帰四逆加呉茱萸生姜湯などに配合されている.果実の新しいものは嘔吐を催すことが多いので,採取後1年以上経過したものを用いる方がよい.根は駆虫作用があり,回虫,ぎょう虫の駆除に用いる.葉は鎮痛作用がある.果実と葉は浴湯料としてもよい.