熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

キク科
Asteraceae
ベニバナ
Carthamus tinctorius L. var. spinosus Kitam.
別名
スエツムハナ,クレノアイ
ベニバナ
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  • ベニバナ
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英名
safflower
中国名
紅花,紅藍花,黄藍
花期
5~6月
生薬名
紅花(コウカ)【局】
薬用部位

管状花

成分

紅色色素(carthamin),黄色色素(safflor yellow, carthamidin)

化学構造式

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  • ベニバナ 化学構造式1
  • ベニバナ 化学構造式2
  • ベニバナ 化学構造式3
産地と分布

エジプト原産といわれ,日本には天平年間(729~749年)以前に渡来し,染料用,油料用,切り花用などに各地で栽培される.

植物解説

二年草.草丈40~130 cm.茎は直立し,基部は木質化し,上部は多数分枝する.葉は互生し,無柄で広披針形,長さ3.5~9 cm.鋭尖頭で基部はやや抱茎し,円形,不整の欠刻状鋸歯縁.葉や総苞片にはトゲが多い.枝端に20~100の筒状花からなる鮮黄色の頭花が付き,のち赤色に変わる.

薬効と用途

駆瘀血(血の滞りを治す)作用があり,産後の不調,更年期障害など婦人科系疾患広く用いる.鎮痛作用もある.漢方処方では通導散,葛根紅花湯などに配合される.
花はスープやサラダの彩りに用いるほか,紅色の染料が採れる.種子を搾って取るベニバナ油は良質な食用油となる.種子は炒って食べる.若葉はサラダ菜として食べる.