バラ科
Rosaceae
ビワ
Eriobotrya japonica (Thunb.) Lindl.
- 英名
- loquat
- 中国名
- 枇杷
- 花期
- 10~12月
- 生薬名
- ①枇杷葉(ビワヨウ)【局】
- 薬用部位
①葉,②果実
- 産地と分布
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中国中南部原産といわれるが,日本自生説もある.日本では関東以西の石灰岩地帯の暖地に生え,また広く栽培される.
- 植物解説
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常緑高木.樹高約10 m.葉は有柄互生で長楕円形,葉肉は厚くかたく,表面無毛緑色で光沢があり,裏面は薄緑色で綿毛を持つ.茎の先に綿毛のある円錐花序を付け黄白色の花を密生させ,芳香を放つ.
- 薬効と用途
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鎮咳去痰,止嘔作用がある.漢方処方では辛夷清肺湯などに配合される.また,江戸時代から明治にかけて暑気あたりの妙薬として,葉が配合された枇杷葉湯が有名であった.アセモや湿疹には浴湯料として用いる.打ち身や捻挫には焼酎漬けにした液を外用する.果実の焼酎漬けは疲労回復,健康増進に良い.
果樹として栽培される.
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