熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

シソ科
Lamiaceae
ハッカ
Mentha canadensis L.
ハッカ
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  • ハッカ
  • ハッカ
英名
Japanese mint
中国名
薄荷,日本薄荷
花期
7~9月
生薬名
薄荷(ハッカ)【局】
薬用部位

地上部

成分

モノテルペン((-)-menthol, (-)-menthone, pulegone)

化学構造式

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  • ハッカ 化学構造式1
  • ハッカ 化学構造式2
  • ハッカ 化学構造式3
産地と分布

日本各地,および東アジアの温帯地方に分布,やや湿った原野,道端に生え,ときに薬用,香料用に栽培される.

植物解説

多年草.草丈20~40 cm.茎は直立し上部でまばらに分枝する.四稜形で軟毛がある.葉は対生し,狭卵形から長楕円形で長さ2~5 cm,鋭頭で鋸歯縁.葉腋に短柄のある淡紫色の唇形の小さな花を多数密に付ける.

薬効と用途

解熱,健胃,鎮痛作用があり,熱性のカゼや頭痛,咽喉痛,ガスが溜まって腹が苦しい症状などに用いる.漢方処方には,加味逍遥散,荊芥連翹湯,防風通聖散などに配合されている.ハチ刺されには生の葉の汁を患部にすり込む.
地上部を水蒸気蒸留して得た精油からメントールを除いたものを薄荷油という.薄荷油や成分のメントールは筋肉痛などの外用薬,軟膏の原料となるほか,香り付けのために歯みがき,菓子,飲料等に用いられる.