熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

セリ科
Apiaceae
センキュウ
Ligusticum officinale (Makino) Kitag.
センキュウ
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  • センキュウ
  • センキュウ
英名
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中国名
日本川芎,川芎
花期
9月
生薬名
川芎(センキュウ)【局】
薬用部位

根茎

成分

アルキルフタリド(cnidilide, ligustilide),クマリン(scopoletin)

化学構造式

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  • センキュウ 化学構造式1
  • センキュウ 化学構造式2
  • センキュウ 化学構造式3
産地と分布

中国原産といわれ,古代薬用として渡来し,日本では北海道,東北地方,長野,静岡,三重などで栽培される.

植物解説

多年草.草丈30~60 cm.茎は直立し,円柱形でまばらに分枝する.無毛.葉は2回羽状複葉で淡緑色,最終裂片は卵形か狭卵形,根生葉は長柄があり,茎葉は互生する.茎の頂の複散形花序に白色の小さな花を多数付けるが結実しない.
中国原産とされるが,野生種は不明である.また,結実しないために分類学的位置が不安定である.
和名の川芎は,中国四川省から出たものが品質優秀だったことに由来する.本来の名前は芎藭(きゅうきゅう)であるが,四川芎藭を略して川芎となった.

薬効と用途

駆瘀血(血の滞りを治す)作用があり,特に生理不順,生理痛,腹痛,難産などの婦人科系の疾患に用いる.冷え症や頭痛にも効果的である.漢方処方には,芎帰調血飲,四物湯,当帰芍薬散,女神散などに配合されている.