熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

キク科
Asteraceae
シナオケラ
Atractylodes lancea (Thunb.) DC. var. chinensis (Bunge) Kitam.
シナオケラ
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  • シナオケラ
英名
No Information
中国名
北蒼朮
花期
7~8月
生薬名
蒼朮(ソウジュツ)【局】
薬用部位

根茎

成分

セスキテルペン(hinesol, β-eudesmol, elemol)

化学構造式

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  • シナオケラ 化学構造式1
  • シナオケラ 化学構造式2
  • シナオケラ 化学構造式3
産地と分布

中国の黒竜江,吉林,遼寧,河北,河南,山東,山西,峡西,寧夏,甘粛の各省に分布し,低山帯の明るい低木林内や丘陵地のやや乾燥した土地に生える.

植物解説

多年草.草丈30~50 cm.根茎は肥厚して結節状.茎は上部で分枝する.葉は互生し,革質で無柄,下葉は卵形で羽状に3~5浅裂し鋭頭,上葉は卵状披針形から楕円形で羽状に3~5浅裂か分裂しない.ともに不規則な刺状鋸歯縁.茎の頂に白色の頭花を付ける.

薬効と用途

ホソバオケラとともに蒼朮の基原植物.体の水分を調え鎮痛し,特に関節痛,筋肉痛などによい.漢方処方では,越婢加朮湯,薏苡仁湯,平胃散などに配合されている.白朮よりも胃腸を調える作用は弱い.同属のオケラ,オオバナオケラの根茎は白朮と呼ばれ,蒼朮と使い分けがなされるが,用法に混乱が見られる.一般的に,白朮よりも蒼朮は鎮痛作用が強く,健胃作用は弱いとされる.
中国ではホソバオケラと区別しない説もある.