ミカン科
Rutaceae
サンショウ
Zanthoxylum piperitum (L.) DC.
- 別名
- ハジカミ,アツカワザンショウ,イボザンショウ
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- 英名
- Japanese pepper
- 中国名
- No Information
- 花期
- 4~5月
- 生薬名
- ①山椒(サンショウ)【局】
- 薬用部位
①果皮,②葉
- 産地と分布
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北海道から九州,および朝鮮,中国に分布する.
- 植物解説
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落葉低木.変異が多い.樹高3 m.枝には対生するトゲが見られる.葉は互生し,奇数羽状複葉で小葉は11~19個,長さ1~3.5 cmで広披針形か卵形.雌雄異株で,緑黄色花を多数,円錐状の集散花序に付ける.
- 薬効と用途
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健胃,整腸,駆風(腹のガスを除く),止痛,駆虫などの作用があり,食欲不振,胃下垂,消化不良,回虫駆除などに用いる.山椒の芳香と辛味の刺激が内臓を活性化する.漢方処方では,大建中湯,当帰湯などに配合されている.出来物の吸出しには葉の汁をガーゼに浸して患部に当てる.うるしかぶれや水虫には葉の煎液や葉の汁を揉んで患部に塗る.
葉や果実は食用にもなり,幹はすりこ木の材料になる.
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