ゴマ科
Pedaliaceae
ゴマ
Sesamum indicum L.
00:00 / 00:00
- 英名
- benne, sesame
- 中国名
- 芝麻,胡麻
- 花期
- 8~10月
- 生薬名
- 胡麻(ゴマ)【局】
- 薬用部位
種子
- 産地と分布
-
インド,エジプトの原産といわれる.
- 植物解説
-
一年草.茎は直立し,四稜形で基部は木質化する.葉は対生で上部はときに互生し,通常楕円形か披針形で長さ5~15 cm,尖頭でほぼ全縁で縁は波打つ.花期は5~9月.葉腋に白色,紅色,紫色の唇形花を1~3個付ける.
- 薬効と用途
-
通便,強壮,肌を潤す作用があり,虚弱体質,乾燥便秘,老人性皮膚搔痒症,視力の低下などに用いる.漢方処方には消風散に配合される.種子から得た油(胡麻油)は肌の乾燥を潤す作用があり,紫雲膏,中黄膏など漢方外用軟膏の基剤となる.また,胡麻油に含まれるリグナン類,特にセサミノールに強い抗酸化作用があるために酸化しにくい.
食用として世界で広く栽培される.
参考文献についてお知りになりたい方はお問い合わせください。