キク科
Asteraceae
ゴボウ
Arctium lappa L.
- 別名
- キタイス,キタキス,ウマフブキ
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- 英名
- great-burdock
- 中国名
- 牛蒡,大力士,惡實
- 花期
- 6~8月
- 生薬名
- ①牛蒡子(ゴボウシ)【局】
- 薬用部位
①果実,②根,③葉
- 産地と分布
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ヨーロッパからシベリア,中国に生え,日本では古くから栽培される.
- 植物解説
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二年草.草丈約1.5 m.主根は多肉質で品種により長さ約40~150 cm,根生葉は叢生し,長柄で心形,長さ約40 cm,裏面に白い綿毛がある.紫色,まれに白色の管状花からなる頭花を付ける.
- 薬効と用途
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果実は解毒,消炎,鎮咳などの作用があり,カゼ,扁桃腺炎,皮膚化膿症,咽喉痛,慢性の皮膚疾患などに用いる.漢方処方では駆風解毒湯,柴胡清肝湯,消風散などに配合される.根は食欲増進,胆汁分泌促進,発汗,利尿作用があり,乾燥したものを煎じて服用する.生の根の汁は痰が喉に絡んだ時や,胃痛に服用する.生の葉の汁は関節腫痛や腫れ物に用い,麻疹,かぶれなどには乾燥葉2握りを布袋に入れて浴湯料とする.
根を食べるのは日本人独特である.若い葉柄や葉も野菜として利用できる.
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