キク科
Asteraceae
カワラヨモギ
Artemisia capillaris Thunb.
- 英名
- fragrant wormwood
- 中国名
- 茵蔯蒿
- 花期
- 10月
- 生薬名
- 茵蔯蒿(インチンコウ)【局】
- 薬用部位
頭花
- 産地と分布
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本州から沖縄,および朝鮮,中国,台湾,ネパール,フィリピンに分布し,河岸,海岸の砂地に多く見られる.
- 植物解説
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多年草.草丈30~100 cm.茎は下部がやや木質で直立し,多数分枝する.根生葉は束生し,2回羽状全裂,長さ1.5~9 cm.緑黄色の頭花を大形の円錐状に多数密生する.
- 薬効と用途
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利胆,消炎作用があり,黄疸,湿疹,蕁麻疹,口内炎,肝炎の予防,各種の胆道疾患,胆嚢炎などに用いる.古くより黄疸の特効薬とされ,漢方処方の茵蔯蒿湯がよく知られている.
ヨモギ同様に,若芽をゆでて水でさらして餅に入れて食される.
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