熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

ヒメハギ科
Polygalaceae
イトヒメハギ
Polygala tenuifolia Willd.
別名
オンジ
イトヒメハギ
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  • イトヒメハギ
  • イトヒメハギ
英名
Chinese senega
中国名
遠志
花期
6~9月
生薬名
遠志(オンジ)【局】
薬用部位

成分

サポニン(onjisaponin A~G),キサントン(3-hydroxy-2,6,7,8-tetramethoxyxanthone)

化学構造式

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  • イトヒメハギ 化学構造式1
  • イトヒメハギ 化学構造式2
  • イトヒメハギ 化学構造式3
産地と分布

朝鮮北部,中国北部,シベリアに分布する.

植物解説

多年草.根茎はやや木質化,1根から多数の細い茎を叢生する.葉は互生し,針状披針形で,特に茎の上部の葉は細い.茎の先に総状花序をだし,片側にまばらに緑白色の小さな花を開く.さく果は倒心形で平たい.
和名は,糸姫萩の意味で,ヒメハギに近く,葉が糸状に細いので名付けられた.

薬効と用途

鎮静,去痰,抗炎症,強壮作用があり,精神不安,神経衰弱,病後の不眠,動悸,気管支炎,気管支喘息などに用いる.漢方処方では,加味帰脾湯,人参養栄湯などに配合される.花粉症,咳に用いられる遠志シロップの製造原料.