平成16年12月に竣工した、宮本記念館についてご紹介します。
同窓会館「宮本記念館」
 宮本記念館は、宮本佳博氏のご遺志に基づき建設された多目的施設です。
 宮本佳博氏は、明治44年、福岡県大牟田市で生を受け、昭和8年に熊本大学薬学部(熊薬)の前身である熊本薬学専門学校をご卒業されました。 その後、大阪の製薬業界で70年近くご活躍されていましたが、平成15年1月に92歳で永眠されました。 生前より母校の未来のために寄付をしたいとの意向を示され、ご遺族のご英断により、宮本記念館の建設が実現いたしました。
 熊薬には、従前より、同窓生の浄財により寄付された50周年記念館と100周年記念ホールが存在しました。 このうち昭和10年建設の50周年記念館が築68年を経て、大規模な改修の必要性に迫られていました。 そのため、既存の50周年記念館を取り壊した跡地に新しく宮本記念館を建設し、100周年記念ホールと一体化を図りました。
宮本記念館の1階には国際学術交流の場としてのコンベンションホールと研修室、2階には50周年記念館を偲ばせる畳敷の大集会室を備えています。
 熊薬ならびに熊薬同窓生の学術的、精神的な心の拠り所として、同窓会館「宮本記念館」が未来永劫に有効活用されることを祈念します
平成16年11月