中国の医師李時珍(りじちん 1518~1593)が編集した本草学の集大成書。 52巻。 李時珍は30年の苦心の末、従来の本草書の知識だけでなく,実地の見聞により,約 1900種の薬用植物,動物,鉱物などについて,16綱 63目に分けてその産地,性質,製薬法,効能などを解説。 また従来の説に対する批判を加えて,万暦6 (1578) 年頃に一応完成。
その後も増補訂正が続けられ,没後の同 24年(1596)頃刊行(金陵本)。
日本には慶長 12 (1607) 年までに渡来。
2011年、ユネスコ主催の世界記録遺産に登録