熊薬ミュージアム内に展示されている貴重な古文書をご紹介します。
68  和漢三才図会
寺島良安編

寺島良安(てらしまりょうあん 1654~1732以後)編著。 図入りの百科事典。 全105巻。 正徳2(1712)年序、同4(1714)年刊本。 大阪杏林堂(おおさかきょうりんどう)より刊行。 書名は明の王圻(おうき)『三才図絵』にならい、『本草綱目(ほんぞうこうもく)』や従来の日本の辞書・本草書類を参考にして成立した江戸時代最大の百科辞典。 天・人・地の3部に分かれ、とくに人部の動物類、地部の鉱物類・植物類は本草書としての性格を持つ。 また、巻11は経絡、巻12は肢体について記している。