寛永7(1630)庚午年 書林道伴加點刊本
陶華(とうか 1369~1463?)の著。 明代中期からの再度の『傷寒論』ブームに先鞭をつけた書であるが、各書の成立時期は正確にはわかっていない。 『六書』はその名のごとく陶華の『傷寒論』研究および傷寒の治療に関する著作6種を一括した全集。 各書目の編順や書名は版本により少々異なるが、以下に掲げる。
『傷寒明理続論』(以下『続論』と略す)
『傷寒瑣言』(『瑣言』と略)
『(傷寒)証脈薬截江網』(『江網』と略)
『傷寒家秘的本(論)』(『的本』と略)
『(傷寒家秘)殺車槌法』(『槌法』と略)
『(傷寒)一提金(啓蒙)』(『提金』と略)