熊薬ミュージアム内に展示されている貴重な古文書をご紹介します。
2 校正 救荒本草 再刻一~九巻

『救荒本草』は明の朱繡(しゅしゅう:周定王)の命で編纂され、1406年に初版された書で、飢饉に備え、非常時の食用に供しうる植物414品について記した特異な本草書。 414品のうち、138種は従来の本草書に収載、残りの276種が本書で初めて収載。

日本では松岡玄達(まつおかげんたつ)翻刻本(1716)と小野蘭山(おのらんざん)補訂再刻本(1799)がある。