熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

オオバコ科
Plantaginaceae
オオバコ
Plantago asiatica L.
別名
ホウキオオバコ
オオバコ
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  • オオバコ
  • オオバコ
  • オオバコ
英名
plantain
中国名
車前,車前草
花期
4~5月
生薬名
①車前子(シャゼンシ)【局】,②車前草(シャゼンソウ)【局】
薬用部位

①種子,②全草

成分

①にはイリドイド(aucubin, geniposidic acid),フラボノイド(5, 7, 3’, 4’, 5’-pentahydroxyflavanone 3’-O-glucoside)
②にはイリドイド(aucubin, geniposidic acid),フラボノイド(plantaginin, luteolin 7-glucoside, copmosiin)

化学構造式

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  • オオバコ 化学構造式1
  • オオバコ 化学構造式2
  • オオバコ 化学構造式3
  • オオバコ 化学構造式4
産地と分布

日本各地,および千島,サハリン,中国,台湾,東シベリア,マレーシアに分布し,草地にごく普通に見られる.

植物解説

葉は多数根生し,卵形か広卵形,まれに楕円形で長さ4~15 cm,やや薄質で鈍頭,無毛かやや有毛.数条の並行脈がある.草丈10~50 cmの花茎を出し,穂状花序に白色花を多数密生する.さく果は卵状長楕円形で種子は4~6個.

薬効と用途

種子は利水(体の水分代謝を調える),清熱,鎮咳作用などがあり,浮腫や膀胱炎,痰の多い咳などに用いる.目の充血や痛みなどにもよい.漢方処方では牛車腎気丸,五淋散などに配合される.全草は民間薬的に鎮咳去痰,強壮薬,降圧薬として用いる.炙った葉は腫れ物に貼ると毒を吹き出す.