創薬実績と貢献
蕃滋園から始まり、現在の熊本大学薬学部までの沿革をご紹介します。
熊本大学薬学部の源泉は遠く宝暦6年に肥後藩主細川重賢が開設した薬園「蕃滋園」にまで遡る. 熊薬は明治18年(1885年)3月3日に私立熊本薬学校として創設され,明治43年(1910年)に私立九州薬学専門学校に昇格,大正14年(1925年)に文部省直轄の官立熊本薬学専門学校となって官立移管,さらには昭和24年に熊本大学発足に伴い,熊本大学薬学部となった. その後,大学院修士課程設置(昭和39年)など様々な組織改革を経て,平成15年から大学院薬学研究科と大学院医学研究科を統合・改組し,大学院医学薬学研究部(教員の研究組織),大学院薬学教育部(博士・修士課程学生のための教育組織),薬学部(学部学生のための教育組織)となった. 平成16年に国立大学法人化し,平成18年4月から6年制の薬学科と4年制の創薬・生命薬科学科の2学科を設置するとともに,創薬研究センターを設置し,伝統ある熊薬の創薬の歴史を継承していく体制が確立された.

明治18年3月 私立熊本薬学校設立
明治41年4月 私立九州薬学校と改称
明治43年4月 私立九州薬学専門学校と改称
大正14年4月 熊本薬学専門学校となる
昭和24年5月 熊本大学薬学部となる
昭和39年4月 大学院薬学研究科(修士課程)設置
昭和49年4月 附属薬用植物園設置
昭和60年4月 大学院薬学研究科(博士課程)新設
平成10年4月 大学院臨床薬学専攻(博士課程)新設
平成13年4月 大学院分子機能薬学専攻(博士課程)新設
平成15年4月 大学院薬学研究科を廃止し、大学院医学薬学研究部、薬学教育部を設置
平成16年3月 大江総合研究棟竣工
平成16年12月 宮本記念館竣工
平成18年4月 薬学科、創薬・生命薬科学科を設置
創薬研究センター設置
明治四十二年の本校
大正六年の学校全景
昭和六年の学校全景
昭和七年の学校全景
昭和三十五年学校全景