熊薬ミュージアム内に展示されている貴重な古文書をご紹介します。
66  愚按口訣集

長沢道寿(ながさわどうじゅ ?~1637)の原著『新増愚按口訣集』?(刊年不明、写本が現存)1巻。 これを弟子の三柳が増訂した版本に、慶安4(1651)年刊の『増補愚按口訣集』2巻と寛文12(1672)刊の『新増愚按口訣集』3巻とがある。  後者にさらに北山友松子(きたやまゆうしょうし)が補注したのが『(増広)医方口訣集』で、延宝9(1681)年に刊行された。 宝暦4(1754)年印本もあり、江戸時代を通じてよく読まれた。 本書は曲直瀬流の処方解説書で、164方を収録。 代表的口訣集として著名である。『医方考』や『万病回春』といった書からの引用もある。