2006年4月1日に公開した熊薬ミュージアムをご紹介します。
 熊本大学薬学部では、薬学六年制開始に合わせて、来学された高校生や卒業生等の皆様に対して熊本大学薬学部の歴史や近況を知って頂くための熊薬100周年記念ホール史料室(熊薬ミュージアム)を2006年4月1日に公開致しました。 熊薬ミュージアムでは、開学100年以上の歴史をもつ熊本大学薬学部に関する貴重な資料や珍しい実験器具を展示するとともに、くすりの一般知識などを紹介するくすり博物館としての機能を持てるように、"内藤記念くすり博物館"の館長を始め、学芸員の方のご協力およびご指導を賜り,1)薬草と年中行事のエリア、2)熊大の歴史に関するエリア、3)薬剤師に関するエリア、4)内藤記念くすり博物館のエリア、5)健康のエリア、6)情報エリアを設置致しました。特に、内藤記念くすり博物館のエリアでは、貴博物館のご好意により、くすり看板、はしか絵(複製)等の貸し出し資料が本学部資料の往診用薬箱、製薬道具、秤類等とともに展示されています。

 本ミュージアムの設立・運営には薬学部の学生の有志諸君も参画し、学生のフレッシュな視点で常に新しい話題を提供してくれています。また、本学薬草園とリンクした薬草展示も行われており、非常にユニークなミュージアムとなっております。さらに、スペースの関係で本館内に展示できない資料は、本学のホームページのバーチャルミュージアムの中で紹介していくとともに、閲覧用パソコンおよびビデオスペースでは、熊薬の歴史やくすりに関する映像資料をご自由にご覧いただけるようにしています.