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甲賀通元（こうがつうげん 生没年不詳、18世紀後半に活躍）編著の処方集。 全1冊。 『重訂古今方彙』と称し、延享4（1747）年初版。 以後、安永9（1780）・文化5（1808）・文久2（1862）年版などの重版がある。 「重訂」とされるように通元は改訂にあたったようで、それ以前の原型を示すと思われる版種も存在する。 うち『万病回春（まんびょうかいしゅん）』を出典とする処方が最も多い。 本書は出版以来、一般医家の愛用する第一の処方集となり、『衆方規矩（しゅうほうきく）』を凌ぐ人気を得て世に行われた。 日本漢方の常用処方集として、今日でも強い影響を及ぼしている。 |
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