熊薬ミュージアム内に展示されている貴重な古文書をご紹介します。
57  類聚方廣義

尾台榕堂(おだいようどう 1799~1870)著。 『類聚方』の注解(頭注)書。 不分巻1冊。 安政3(1856)年刊。 吉益東洞(よしますとうどう)の『類聚方』に同著の『方極』を加え、東洞の学統を承けた榕堂が長年の考察と実践における詳細な頭注を加えたもの。 古方派の臨床実用書としては最良の書とされ、近現代の日本漢方界で愛読された。