熊薬ミュージアム内に展示されている貴重な古文書をご紹介します。
39  傷寒卒病論集
刊 山本長兵衛

『傷寒論』という書中国の宋の時代に物は、もとは『傷寒雑病論』といわれました。そして、『傷寒論』と『金匱要略』という2つの書物に分けて校訂、再編成されたものです。現存する『傷寒論』の序文の冒頭に『傷寒卒病論集』と書いてあります。『傷寒雑病論』と『傷寒卒病論集』とが同じものなのか違うものなのか、これは一つの謎でありますが、今となってはその真相を知ることはできません。

校正傷寒論 10巻
(漢) 張仲景述 ; (晋) 王叔和撰次 ; (宋) 林億校正 ; (明) 趙開美校刻 ; (明) 沈琳校 ; (日本) 淺野徽校小川多左衞門 : 林權兵衞 : 山本長兵衞 : 出雲寺文治郎 : 風月庄左衞門 : 林伊兵衞 : 勝村次衞門 , 風月孫助 : 片野東四郎, 寛政9 [1797]
卷第1-2上
卷之2下-6
卷之7-10
タイトル別名
傷寒論
校正傷寒卒病論集
校正宋板傷寒論