多紀元簡(たきもとやす 1755~1810)の著になる薬物書。 不分巻1冊。 文化4年刊。 一般に用いられる薬物について、実用を目的にその薬能を簡潔に記したもの。 のち山本高明(やまもとたかあき)の訂補になる『訂補薬性提要』〔天保8(1837)年刊〕も出版された。