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今月の薬用植物

2014年10月

アカザカズラ Boussingaultia cordifolia Ten.
ツルムラサキ科(Basellaceae)

 

第13回薬用植物を知ろうin熊本(阿蘇、10/4、5)、10/5は、台風18号で小雨でしたが、短縮して行い、無事終わりました!!



今月も大変遅くなりました、すみません。
今月は南米熱帯地域原産の薬草・食草のアカザカズラです。
 アカザカズラ(藜蔓)は、別名、雲南百薬(うんなんひゃくやく)、オカワカメ、マデイラカズラ等と言われ、沖縄で民間薬・食用として用いられています。高さ2m?10mの蔓性の多年生植物で、地下は肥大した根茎があります。茎を挿し芽しても繁殖します。ハート形をした葉は肉厚で光沢があり、切ると粘りがでます。花は9月?10月にかけて、10?30cmの穂状の集合花(写真左)を多数つけ、穂の根元から順に咲きます。花の大きさは5mm位で最初は白色ですが、受粉すると黒くなりほのかな香りがします。果実はできず、沢山のムカゴをつけ増殖します。沢山の薬効があることから,中国の雲南省で「百薬」と名付けられたことから「雲南百薬」と呼ばれています。葉にはマグネシウム、カルシウム、亜鉛のミネラル類、ビタミンA、葉酸などのビタミン類が多く含まれていると言われています。効能としては狭心症、腎臓・膀胱の病気、便秘、ガン、骨や歯の形成、アレルギー、骨粗鬆症、気管支炎、胃潰瘍、高血圧、心筋梗塞、免疫力増強等々と何でも効くように記されています。しかし「ブラジル産薬用植物事典」には、収斂剤として内出血に用い、また気管支の病気や眼炎に用いるのみとあります。さらに、糖尿病、自律神経失調に良いなどの記載も、インターネット上で認められます。また、中国の本には、藤三七(トウサンシチ)とよび、病後衰弱を治すと記されています。
 栽培は日本全国で行われていますが、南の方が適していようです。先日富山大学薬学部薬用植物園でも見かけました。冬、路地に植えておくと地下茎が腐り枯れるので、11月には地下部を掘って温室に保存するそうです。沢山のムカゴが付き、そのムカゴから葉と花が出ていました。すごいiPS細胞(写真右)ですね。
 熊本大学薬学部の薬用植物園では、管理棟の日除けのトビカズラの棚に一緒に伸び、今年は2階の屋上まで届き(写真中央)、10m近くになり、9月に入り日当り良い部分で花を咲かせ、10月初めは、淡い香りがしていました。周りからウスキモクセイの香りもしますので、その匂いにかき消されているようです。花は少し黒くなってきましたが、後2週間位は楽しめそうです。

 台風19号が去り、急に冬のような寒さです。皆様如何ですか??
 秋になると空気が乾きます、乾燥すると胃の水分は少し減少し、胃の調子が良くなり「食欲の秋」となります。冬になり寒くなると寒さで胃の動きも少し悪くなります。そこで身体を温める「鍋」が楽しい季節になります。皆様、心身のバランスを崩さないように心身をご自愛下さい。

ご自由にご利用ください!
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    2014年  11月のカレンダー ゲンノショウコ

写真(薬用植物園、2014年10月)
(資料,写真・文章責任: 薬学部附属薬用資源エコフロンティアセンター
Medicinal Plants Eco-Frontier Center(Medicinal Botany and Ethnobotany )
(薬用植物・生薬学分野)
矢原 正治(専門:薬用植物学、臨床生薬学、漢方、民族植物学、環境保全、育種)
                     (変更日:2014.10.15)

577857 , from 8, May, 2004
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