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今月の薬用植物

2014年9月

Roscoea purprea Sm.
ショウガ科(Zingiberaceae)

 

第13回薬用植物を知ろうin熊本(阿蘇、10/4、5)、参加者募集中!!
「詳しくは下のイベントコーナー、ポスター(申込はお早めに、5日定員残り少ない、4日は当日参加OK)をご覧下さい」


今月もネパールの植物です。
 Roscea purpreaは、ネパールの2000m前後の高地の日当りのある程度良い場所に生育する、20?40cm位の草本で、ブータン、インド等にも分布します。8月にネパールで山(ネパールでは丘)を歩くとピンクのこの花に出会い、心が落ち着きます。
 薬用としては根茎を強壮などに、果実は切り傷などに用います。 「A Hand Book of Medicinal Plants of Nepal Supplement I 」 の、p254~255にRosgaliのネパール名で紹介されています。
なお、 私たちが行った新規成分に関する報告 は、日本生薬学会の「生薬学雑誌」 に掲載されています。

 今年は3月にミャンマー、6月末にスリランカ、ネパールは2回、7月初めにポカラ(学会と研究協力)に、8月に薬用植物の調査と研究協力でJiriとポカラ、カトマンズに出かけてきました。また、ポカラ大学及び、カトマンズ大学薬学部、Asian Institute of Technology and Management大学で、HIGOプログラムに関しての広報を行ってきました。ポカラ大学からは客員教授の称号を頂きました。

 8月の「Jiri」の村は、エベレスト街道の入口で、カトマンズから3000m位の峠を越え、車で1日半かけて移動しました。海抜は1000m余ですが少し蒸し暑い村です。バンコクからタイ航空で12時過ぎにカトマンズに到着、すぐトレッキング用の道具を積んだマイクロバスに乗り、一泊してから昼過ぎにJiriに着きました。トレッキングはあいにくの雨模様でしたが、1日目は歩いている時はどうにか雨が止んでくれた。しかし2日目は一日中雨、攻撃を受けながら、増水した沢を渡り、アドベンチャーな一日でした。ポカラではルムレ村でハリー君の家を訪問、ご両親に面会、畑を見せていただき、犬と遊び、ヨーグルト、カレーをごちそうになりました。ヨーグルトは大変美味しく印象に残りました。JICA草の根を予定している伝統医のアムチの学校を訪問、栽培の打合せ等、多くのことをしてきました。

 ネパールから8/23に帰国、8/25(月)にはラオス保健科学大学の学生さん10名が「さくらサイエンス」の招きで来熊し、一週間の日程で31日の帰国まで、研修コーディネーターとしてお世話をしました。研修報告1研修報告2研修報告3 (写真1000枚位撮影しました。後ほど紹介します)。
 やはり、年ですね(今年で退職)、ラオスの学生の相手の後半は腰痛で動くのがやっとでしたが、昨日9/6(土)は、月例の第122回薬用植物園薬用植物観察会をこなし、ようやくHPの変更をしています。
10/5の南阿蘇のコースの調整をしないといけないのですが、なかなか進みません。

 少し秋らしく、朝夕は涼しくなってきました、風邪を引かないように心身をご自愛下さい。

10月4、5日の「第13回薬用植物を知ろうin熊本」のシンポジウムで、お会いできるのを、楽しみにお待ちしています。

ご自由にご利用ください!
  2014年  9月のカレンダー ヒメユリ

   2014年  10月のカレンダー 夢に向ってジャンプ

写真(ネパール、2012年8月、2014年8月、蛭:高知工科大学 高木先生提供)
(資料,写真・文章責任: 薬学部附属薬用資源エコフロンティアセンター
Medicinal Plants Eco-Frontier Center(Medicinal Botany and Ethnobotany )
(薬用植物・生薬学分野)
矢原 正治(専門:薬用植物学、臨床生薬学、漢方、民族植物学、環境保全、育種)
                       (変更日:2014.9.7)

, from 8, May, 2004
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