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今月の薬用植物

2014年8月

Aconogonon molle (D. Don) H. Hara)
タデ科(polygonaceae)

 

第13回薬用植物を知ろうin熊本(阿蘇、10/4、5)、参加者募集中!!
「詳しくは下のイベントコーナー、ポスター(申込はお早めに)をご覧下さい」



 今日は広島に原爆が投下された日です。戦争は嫌ですね。原発も同じです、原発から出てくるゴミ(プルトニウム等)をきちんと処理できないのですから。
 今月はネパールに出かける前に入れ替えます。
ネパールから帰ってきたら、すぐ「ラオス保健科学大学」の学生10名、先生1名、通訳の人1名が「日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)」で来熊し、熊本大学薬学部及び医学部で研修『8/25?30、8/25?28(薬学部、医学部)、8/29(水俣)、8/30(阿蘇)』をします。

 長年、ネパールの薬用植物の機能性成分の研究を行っています。ネパールに魅せられて,今年で12年目、研究を本格的に始めて8年目になります。お陰で20報以上の報文を発表することができました。

今月の薬用植物は、ネパールの2000m前後の高所に生育するタデ科の植物です。日本で見かけるイワタデ(オンタデ)の仲間ですが、日本にはありません。ネパール、ブータンでは新芽を食用に、薬用としては、新芽を下痢止め、全草を収斂薬として用います。日本が大好きなオーナーが経営するNagarkotのUnkai(雲海)というレストランの近くで採取し、成分研究を行いました。多くのフラボノイド類、フェノール化合物を単離し、抗酸化作用も含め報告しました。
 先月7月6日,7日にポカラ大学主催の学会があり、このAconogonon molleを含め、これまでのネパールの薬用植物の研究を、Khem君、ハリ君が発表1、 発表2してきました。更にJICAの草の根支援も動き出すと、一層ポカラが近くなります。8/9?23に、今年もネパールに出かけてきます。少しでも多くの発見があることを楽しみにしています。

 蒸し暑い毎日、寝ている時にお腹を冷やして「夏風邪(寝冷え)」を引かないようにして下さい。夏バテは、秋・冬の体調不良につながります。気を付けましょう!!

ご自由にご利用ください!
 2014年  8月のカレンダー サギソウ

  2014年  9月のカレンダー ヒメユリ

写真(ネパール、2013年8月、2014年7月)
(資料,写真・文章責任: 薬学部附属薬用資源エコフロンティアセンター
Medicinal Plants Eco-Frontier Center(Medicinal Botany and Ethnobotany )
(薬用植物・生薬学分野)
矢原 正治(専門:薬用植物学、臨床生薬学、漢方、民族植物学、環境保全、育種)
                       (変更日:2014.8.6)

, from 8, May, 2004
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