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2007年6月
ヒロハセネガ(Polygala senega L. var. latifolia Torrey et Gray)
ヒメハギ科(Polygalaceae)
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『アンズの実、熟れすぎて ジャムになり 甘酸っぱくて 食進み』(河童)
アンズの実がいつの間にか熟れていました.校内の樹木の毛虫を退治するため殺虫剤を散布するというので、急きょちぎりました.今年は昨年の1/3の20kg弱でした.その前日、記念樹の梅の実も約5kgちぎりました.校内の梅はまだ残っていましたが暗くなったので断念しました.取った梅は、会った人にあげたので梅酒に化けたことでしょう.一部はすでに熟していたので、アンズと混ぜてジャムを作りました(植物園製の梅入りジャムはスッパイですよ).
今月の植物は,一昨年北海道名寄からやって来た草丈15cm位のヒ ロハセネガです.根はサポニンを沢山含み、去痰薬に用います.鎮咳・去痰薬として、セネガシロップ、セネガ・杏仁水、複合杏仁・キキョウ水の製造原料に用います.北海道の名寄では、草丈30cm位にはなるのですが、熊本は暑いのでしょう、かろうじて生きています.横に同じく名寄からいただいたモッコウがあるのですが、大きくなってくれません.よく2年も花を咲かせてくれたなと感心しています(暑さに適応した植物に感謝).後は学生さんが勉強に利用してくれるとよいのですが.6月末の天然薬物学の実習で、久しぶりに3年生に説明できそうです.楽しみです.
5月末から、ハナシノブ、ツクシマツモト、ヤツシロソウの花も咲き、絶滅危惧植物展・阿蘇の野の花写真展を見に来て下さった方々を楽しませてくれました.展示も6/1無事に終わりました.沢山の展示ボードを無料で貸しだして下さった工学部に感謝しています.
人間は歩く消化器、夏バテは胃から、胃がバテないためにどのような工夫をしていますか? 教えて下さい.
6月のカレンダー(テイカカズラ)
写真(2007年6月1日 熊本大学薬用植物園にて撮影)
(資料,写真・文章責任 薬学教育部・附属薬用植物園(Medicinal Botany and Ethnobotany )(Molecular Evaluations of Medicinal Plants)(薬用植物学研究室) 矢原 正治,2007.6.2)
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