『春風にノジスミレゆれる道のわき』(河童)
4月になりました、4月1日に春の嵐の風雨がありましたが、サクラもまだまだ見ごろです.上の方にばかり眼が行っているので、たまには足元の可愛い花を紹介します.
写真は、薬学部蕃滋館入口の階段の縁石の間に咲いています.スミレの仲間は繁殖が旺盛で、花を咲かせて種子を作るのは普通ですが、花が咲いていないのに、いつの間にか種子を作っています.こんなこと知っていますか?
今月紹介するノジスミレは、生薬名を紫花地丁(シカジチョウ、全草を乾燥したもの)と言い、味は、苦,辛、性は、寒の性質を持ち、効能としては、清熱解熱,消腫を目的に、漢方では皮膚化膿症の瘰癧,下痢,結膜炎に用いられます.紫花地丁の基原植物は、ノジスミレの他に、スミレ(
Viola mandshurica)、コスミレ等のViola属です.民間薬でも、全草を『はれもの』に外用又は煎じて内服で用います.HIV(エイズウイルス)を阻害するという報告もありました.
スミレとノジスミレの見分け方ですが、スミレは葉柄(葉のついた軸)に翼がありますが、ノジスミレにはほとんど見られません.又、ノジスミレの夏の葉は三角形で基部の両側が巻き上がります.咲くのが少しスミレの方が遅く?花の色はノジスミレの方が青みがかった紫色ですね.
この四月から法人化になり国家公務員ではなくなりました.教官から教員と職名も変わりました.しかし給与は文部科学省からでていますので、表向きの公務員減らしでしょうか? 今後、大学が、教育・研究よりも、なんでも金金、特許等と言った時代になることだけは避けたいものです.
お近くにおいでのおりは、”心のやすまる”薬用植物園にお立寄り下さい.お待ちしています.
雑草もたくさんはえていますが、その中に薬草があります.
御来園の時は、御来援簿にお名前を御記入下さい.御協力をお願いします.
写真2004年3月18日(薬学部蕃滋館入口にて撮影)
(資料,写真・文章責任 薬学教育部・付属薬用植物園(Medicinal Botany and Ethnobotany )(Molecular
Evaluations of Medicinal Plants)、・矢原
正治,2004.4.2)
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★”初級漢方とハーブ”
・今月は4月26日(月)20:00−
桂枝加朮附湯、桂枝加竜骨牡蠣湯、桂枝湯です.
『学部学生、大学院生、教官、事務官、薬剤師、一般の方々、他学部の学生さんの参加を歓迎します』
『漢方を勉強したい方、少しでも知りたい学生さんは、御参加下さい』
・毎月第4月曜日20時〜.
学生さん(学部は問いません),薬剤師さん、更には一般の方で興味のある方も気軽にのぞいてください.(毎月第4月曜日).参加費無料.本代500円
★ ”第6回薬用植物園”
・4月18日(日)、11時から1時頃まで
・場所: 薬用植物園 [集合場所:薬用植物園管理棟2階]
・お弁当を持って来て下さい.
・4/2現在、早咲きのカリン、トキワマンサク、ボタン、サクラ、ツバキ、ボケ、ホトケノザ、シロバナタンポポ、シキミ、ニワウメ、ユスラウメなど咲咲いています.4/18は何が咲いているでしょうか? 沢山の植物の芽が出て花が咲いていると思います.
・(普段は第二日曜日の11日ですが、東京に出張で不在のため変更します)
●●一般の方大募集!!!!
★”やさしく傷寒論を読む会”.
・今月は4月8日(木)19:30−.
・薬用植物園管理棟2階で行われます.
・学生さん、薬剤師の方、一般の方、お気軽に御参加ください.(毎月第2木曜日)
☆☆学生さんが増えました.その熱気で部屋は暖かいです☆☆
★★ 薬用植物園の見学をされたい方は,お気軽にお申し込みください.矢原が,御説明いたします.
お申し込みは(Tel/FAX 371-4381, FAX 371-4639, mail: yaharas1@gpo.kumamoto-u.ac.jp へ)
★★ ”第3回 薬用植物を知ろう in 熊本(阿蘇)”の案内
・10月2日(土)13:30〜 講演会(国立阿蘇青年の家)
・10月3日(日)9時集合(阿蘇町ふれあい農園の予定) 9時30分〜14時まで(阿蘇町)
・会費: 無料(保険料、資料代として、100円.
薬剤師で研修シールが必要な人は1点100円いただきます.5点準備の予定)
・詳しいことは追ってお知らせします.
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