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1997年4月

あけび
あけび科(Akebia quinata)


 
子供のころ,秋に山に行くと木の上の蔓にぱっくりと口を開けたアケビの実を見つけると嬉しくなったものである.果実は大変甘い.しかし,種が沢山有り,それを頬張り飛ばしあった.漢方では蔓を輪切りにしたものを木通と言い,消炎性利尿,鎮痛の目的で,小便不利,関節リュウマチ,神経痛,月経不順の症状に応用され,木通散などに配合されている.他に,葉が3枚のミツバアケビが山に行くと見られる.熊本では4月に花を着ける.写真は前の大きいのが雌花.

(97/4 生薬学研究室 矢原)

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